マトリックス図とは?(新QC7つ道具の手法解説④)
マトリックス図法とは
マトリックス図法とは、検討を行う2つの要素を行と列に配置し、それぞれの関連度合いを交点に表示することで問題解決を効果的に進めていく手法です。新QC7つ道具のうちの1つです。
マトリックス図を作成することで各要素間の関係を整理したり、全体を見渡して着眼点を見つけ結論を導き出したりすることができます。
新QC7つ道具に関しては、下記ページで詳細を解説しています。
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行と列に項目を配置
マトリックス図では、行と列に項目を配置していきます。
横方向に並んだものが「行」、縦方向に並んだものが「列」です。
行には、例えば対策案など、マトリックス図の作成を通して検討したい項目を配置します。
列には、例えば効果・実現性・コストといった評価項目など、行に対して関係性を整理したい項目を配置します。
マトリックス図の作成手順
マトリックス図は、以下の7STEPで作成・活用を進めていきます。
STEP1.目的を決める
STEP2.行と列に記入する要素を決める
STEP3.マトリックスの型を選ぶ
STEP4.行と列に配置する項目を挙げ、記入する
STEP5.各項目間の関係性を記入する
STEP6.着眼点を得る
STEP7.結論を出し、活用方法を決める
マトリックス図作成のポイント
作成途中で行や列を増やしていきましょう。作成途中で新たな項目を思いつくことは多々あります。新たな項目を思いついたら新しい行や列を作り、項目を追加していきましょう。
既にある項目にとらわれず、柔軟な発想でどんどん項目を増やしていきましょう。作成前にはなかったアイデアが浮かぶことも、マトリックス図法の効果の1つです。
系統図と組み合わせて活用する
目的を達成するための手段を洗い出して実施するものを決めるために、系統図法とマトリックス図法、それぞれの長所を活かして組み合わせると効果的です。
まずは系統図法で目的を達成するための手段を系統的に洗い出し、次にマトリックス図法で手段の評価を行い、取り組む事項を決める という使い方です。
うまく活用し、よりよい取り組みに繋げていきましょう。
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