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カイゼンコンサルタントの仕事と求められるスキル|実務から必須能力、適性まで解説

カイゼンベース運営事務局

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「カイゼンコンサルタントって実際に何をしているの…?」、「どうやったらなれるの…?」
現場カイゼンや業務カイゼンを行うコンサルタントが、どのように活動しているかはあまり知られていません。具体的な仕事内容や求められるスキル、適性を理解しておくことは、事業者として依頼する場合や、これから自身がコンサルタントの道に進む場合にも役に立ちます。本記事では、カイゼンコンサルタントの実態について解説します。

 

このコラムについて
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カイゼンコンサルタントとは?

藤澤さん!今日はカイゼンコンサルタントについて教えてください!
分かりました!私は29歳の時にトヨタ自動車から転職した後、ずっとこの業界でコンサルタントをしているので、その経験を基に解説したいと思います。

コンサルにもいろいろな種類がありますが、カイゼンコンサルタントとは業務カイゼンコンサルタントや現場カイゼンコンサルタントと呼ばれている人達のことを指します。

29歳

カイゼンコンサルタントの年齢

体力が必要そうな職業ですよね?30~40代くらいの方を中心に活躍されているのですか?
60歳
戦略系コンサルなど、一般的なコンサルタントは20~30代くらいの若い人が活躍しているイメージですよね。

実はカイゼンコンサルタントの平均年齢は60歳くらいと言われています。なぜだと思いますか?

60歳?!そうなんですね!?……高いスキルが求められるからでしょうか?
はい、スキルだけでなく深い経験や知識も含めて必要になるからだと言えます。

大企業で工場長や生産部門の役員を務めた方が、50歳半ばを過ぎて役職定年になりカイゼンコンサルタントになるというルートが一般的なため、必然的に平均年齢が高くなるのです。もちろん若い人もいますが、経験の少なさからなかなか仕事が取れず、長続きしないという課題もあります。

経験や知識

カイゼンコンサルタントの仕事内容

なるほど…。カイゼンコンサルタントは具体的にどんな仕事をするのですか?
カイゼンコンサルタントのタイプ
仕事内容は様々ですが、大きく二つに分けることができます。一つが、特定の分野に特化している専門的なコンサルタントです。

もう一つが、相手の状況に合わせて必要なことをやっていくオールマイティなコンサルタントです。ちなみに私はこちらのスタイルです。

仕事の進め方としては、まずは経営層の方々と話をしながら「こういうことをやらなければいけない」とすり合わせをし、戦略として形に落とし込みます。

それを実際に進めていくところまで伴走するので、例えば月に1~2回訪問して、担当の方と一緒に1年間かけて課題をクリアしていくといったようなイメージとなります。

経営層と話
そうなんですね!最初はどんな感じで仕事が始まるのでしょうか…?
工場診断
会社にもよりますが、工場診断や現場診断から始める会社が多いです。これはお客様から依頼を受けて、無償で行うことが多いです。

というのもコンサルティングというのは年間で数百万~数千万円と、結構な額の契約金額になります。発注する企業もいきなり判断はできないため、コンサルタントの実力や考え方を評価するフェーズが必要になるからです。

工場診断や現場診断では、現場視察と社長・役員・現場リーダーなどにインタビューを行います。

これを1日かけて行うと、問題点が大まかに見えることが多いです。ただし、たった一日で問題点が分かるようになるためにはある程度の経験が必要になります。

問題が分かる
1割
1日現場視察をして、課題を整理して提案ができるかどうかが、実はカイゼンコンサルタントとしての大きな分かれ目になります。

実際にこれがきちんとできるコンサルタントは、全体の1~2割になってしまいます。工場診断から受注につなげられる人とそうでない人には、とても大きな差があると言えます。

仕事が取れるコンサルタントとは?

コンサルティングを受注するためには、「カイゼン点を的確に当てる力」と「プレゼン力」が必要です。

どちらが欠けてもなかなか受注はできないため、仕事が取れるコンサルタントになるのが難しいと言われる理由はそこにあると思います。

受注力
負け
また受注だけではなく、継続も重要です。1年間支援をしてお客様に満足をしていただくだけでは半人前と言えます。「また来年も来てください」と言われるような支援ができるかどうかが大事なのです。

カイゼンコンサルタントの支援期間は2年くらいが平均と言われますが、人単位で見ると両極端です。継続を勝ち取れず1~1年半で終わるコンサルタントと、5~6年支援を続けられるコンサルタントに分かれているような世界です。

継続が勝ち取れるコンサルタントとは?

継続率が高いコンサルタントには、どんな特徴がありますか?
私の感覚ではありますが、一つはオールマイティなコンサルタントであるということです。専門性が高いことは大事ですが、同じ分野だけで何年も取り組むことは少ないですので。

オールマイティに色々なことができると、短い期間で結果を出しながら、次は別の部門で取り組むというように広がっていきます。

オールマイティ継続
役割
もう一つは、やはりまた来てほしいと思える人であるということです。

コンサルタントは、時に厳しいことも言わなければなりません。何も言えなければコンサルティングに入る意味がないし、逆に厳しさだけではお客様も疲れてしまいます。自分の役割を認識しながら、うまく進められる人が継続も勝ち取りやすいと思います。

カイゼンコンサルタントに必要なスキル

その他にカイゼンコンサルタントに絶対必要なスキルとして、「ファシリテーション力」、「コーチング力」があります。

現場カイゼンを実行する際には、チームをいくつか作って個別に支援をしていく形になります。「これをやって」と指示を出すだけでは進まないため、どのように進めていくかをチーム内で話し合い、合意形成をさせなければなりません。特にファシリテーション力はその時に必須のスキルです。

ファシリ必須
がんばれ
その他には、専門的なスキルも必要です。例えば省人化をして少ない人数で造れるようになることを目指す場合、IE(インダストリアル・エンジニアリング)のスキルや分析力などが必要です。

当然、ただ「頑張れ!」というだけでは上手くいかないので、方向性を示すことができる前提知識や使い方を身に付けておくことが重要です。

カイゼンコンサルタントの適性

若い人がこれから目指したいとなった時に、どの部署を経験した方が良いなどはあるのでしょうか?
基本的に適性は、どの部署にいたかということよりも、その人のマインドによるところが大きいです。

何も決まっていない中で、戦略を描いて提案をしていく仕事なので、そういう状況が好きな人、ワクワクする人には向いていると思います。

マインド
間接部門
部署という観点では、強いて言うならば『生産技術』や『生産管理』、『品質保証』など全体を見る経験ができるところですかね。

全体に視野を広げる、なぜなぜ分析で真因を追求する、間接的な業務を行うといったような経験をしておくと、カイゼンコンサルタントの仕事の視点にピンとくるかもしれません。

まとめ

現場カイゼンコンサルタントと聞くと、少し古いようなイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、会社や工場の経営に関わる魅力的な仕事です。

若い人の発想や熱量は、停滞気味な製造現場等に活きてくると思います。ぜひチャレンジしてみてください(当社で!)。

魅力的

 

 

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