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カイゼン活動の時間を確保する方法|人手不足、忙しい現場でもできる時間の使い方

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「忙しくてカイゼンの時間なんて取れない…」、「定時内は無理だから残業して活動している…」
カイゼン活動は重要で、取り組みたいと考えている企業は少なくありません。しかしながら現場は忙しく、なかなか時間が確保できないと悩んでいる方が多いのも事実です。本記事では、カイゼン活動に取り組む時間の考え方や、忙しくても時間を確保するための方法について解説します。

 

このコラムについて
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カイゼン活動の時間が取れない原因は、人手不足

藤澤さん、「カイゼンを行う時間がなかなか取れない」というお悩みを聞くことが多いです。どうすればいいですか?
カイゼン活動をやりたいけれど、日常業務が忙しすぎてやれない、という声は少なくありません。その原因は人手不足と言えます。

昔は結果的に見ると余裕がある人員配置がされていたけれど、今は本当にギリギリで回している会社も多いです。今日はそのような状況でどうすれば良いか、解説していきます。

原因は人手不足

カイゼン活動は、業務時間内?業務時間外?

業務時間内
どのように時間をとるかということは、大きく2つの視点で考える必要があります。一つ目は「業務時間内か、業務時間外か」。二つ目は「定時時間か、残業時間か」です。

「業務時間内か、業務時間外か」については、業務時間内でやらなければなりません。以前は業務時間外で取り組んでいたこともありますが、すでに裁判でも判例が出ています。今の時代では業務時間外の選択肢は無いと考えましょう。

カイゼン活動は、定時時間?残業時間?

「定時時間か、残業時間か」については、意見が分かれるところです。定時時間内に取り組むのが理想だとしても、実情として定時時間内にカイゼン活動を行う時間が取れない場合もあります。

私の意見としては、全員参加で取り組むカイゼン活動に関しては「なんとか時間を捻出して定時時間内でやった方が良い」です。一方で選抜メンバーのカイゼンプロジェクトや教育の場合は「一定期間だけは残業も使って時間に投資をしながら人材を伸ばす方が良い」のではないかと考えています。

定時内
残業時間
もちろんそれが正解ではなく、様々な意見があるかと思いますが「すべて時間内」だけだと、本当はすごく伸びる人にとって機会損失になる可能性もあると考えています。

本人の意向や会社としての考え方も関係してきますので、難しい議論だと思います。

定時時間内にカイゼン活動の時間を確保する方法

定時時間内に取り組む場合、例えば事務職などの職場であれば、週に1回決まった時間を決めることはできます。一方で例えば運行サービスなどの現場作業が伴う職場では、物理的に時間が取れないといったこともあります。

そういう時は、例えばその人の代わりを用意する、上司が交代してあげる、時間のつくり方を教育するなど、職場として環境を工夫する必要があります。

職場として工夫
カイゼンは人材教育
通常と同じような状態で「カイゼンもやれ、残業は許さない」では、現場は「そんなのムリ」となってしまいます。

カイゼンは、経験をさせた方が必ずその人のためになるので、人材教育という視点でも上の人が率先して配慮をすることが重要です。

まとめ

管理職の方をはじめとして、上の立場に立つ人がリードすることが大切なんですね。
そうです。例えば「このテーマは絶対やった方がみんなのためになるから、残業時間を使ってでもやろう」といった判断を、中間管理職の方がきちんとしてあげるのが良いと思います。

時間がないことを、現場のイチメンバーに押し付けるようなことが無いようにしたいですね。

まとめ時間

 

 

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