トヨタ生産方式の「7つのムダ」とは?|必ず押さえるべき基本から、最も悪いムダまで解説

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「7つのムダがすらすら出てこない…」、「知っていてもどのように活用すべきか分からない…」
トヨタ生産方式の7つのムダは、ムダの種類について7つの視点から体系立てたフレームワークです。カイゼンにおいて不可欠の考え方で、意味や理由までしっかり理解する必要があります。本記事では、7つのムダの覚え方や意味、理由まで簡潔に解説します。
フルバージョンはYouTubeで公開されています。ぜひご覧ください!
7つのムダとは?
7つのムダは、ムダの種類を7つの視点から体系立てたフレームワークです。ムダを探す際に、漠然と探すのではなく7つのムダに照らし合わせることで、着想を得たり、議論をしやすくなったりします。

7つのムダの覚え方「飾って豆腐」

か=加工のムダ
ざ=在庫のムダ
つ=造りすぎのムダ
て=手待ちのムダ
と=動作のムダ
う=運搬のムダ
ふ=不良・手直しのムダ
加工のムダとは
加工という単語からはイメージがしにくいかもしれませんが、製造業やIEの分野では「作業=加工」という考え方なのです。

在庫のムダとは

在庫を置くスペースや廃棄などのムダにつながるということです。
造りすぎのムダとは
必要以上に造ると、どんな悪いことが起きるかについては、後で詳しく説明します。

手待ちのムダとは

例えば作業の時に、右手だけ動いていて、左手が待っているというような状況も含みます。
動作のムダとは
例えば、必要以上に歩いてしまっているといったことです。その他にも、モノをとる時の動線がすごく長いといったことも含まれます。

運搬のムダとは

長い距離を運んでしまっている、上にあるものを一回下に置いてまた上にあげる、といった運搬が当てはまります。
不良・手直しのムダとは
不良が出たらその分をもう一回作ったり、廃棄をしたりするムダが生まれます。手直しによって良品になったとしても、手直しの時間や材料などもムダになってしまうということです。

一番悪いムダは「造りすぎのムダ」

造りすぎは、在庫のムダや運搬のムダ、動作のムダなど、各所に悪影響を及ぼすというのが理由の一つです。
例えば、造りすぎて在庫が溜まるということは、別の側面から見れば何かトラブルで製造が止まっても、対応ができてしまうとも言えます。しかし、その状態が続くと在庫が溜まっていることで安心してしまい、そもそもトラブルへの対策を怠ってしまうのです。

まとめ

身の回りでいうと、例えば社内のフリードリンクで使うコーヒーカップ。人によっては過剰に発注して在庫を持ちすぎるかもしれませんよね。このように判断基準は人によってまちまちです。適切な基準を設定して、造りすぎのムダを生まないよう工夫してみてください。
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