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失敗しない学習教材の作り方|人材教育のための分かりやすい資料作成のコツ

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「研修のための学習教材を内製したい…」、「自作してみたものの、なかなか伝わらない…」
本記事では、eラーニング教材を自社制作・提供しているカイゼンベースが、人材教育のための学習教材や資料を分かりやすく作成するための方法を、5つのポイントに整理して解説します。人事担当者や教育担当者の方は参考にしてください。

 

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5Sの必要性

藤澤さん、お客さんから「自社で研修の資料を作りたいけどなかなかうまくいかない」という悩みを聞きました!
冒頭伝わらない
他の業務もある中で、なかなか難しいですよね。研修や教育の教材作成にはうまく作るためのポイントがあります。そのポイントを押さえなければ、やはり伝わらない資料になってしまいます。

今日は5つのポイントについて解説します。
・対象を明確にする
・構成を固めてからスライド制作に入る
・教材制作に関するポイントを押さえる
・理解度確認テストを合わせて作る
・引用について正しい理解を持つ

対象を明確にする

例えば安全に関する教材でも、対象者のレベルによっても内容が異なるということですか?
その通りです。例えばそもそもの「安全の大切さ」や「労災の怖さ」といった内容は一般層を含めた全員が知っておくべきです。中間層では、安全を損なう原因となる「ヒューマンエラー」に関する教育が必要です。管理職層では、安全を大事にする職場の文化づくりの方法を学ぶことも重要です。

1つの教材ですべてを賄うことはできません。まずは階層ごとに必要な内容を定義するのが大切ということです。

安全例

構成を固めてからスライド制作に入る

いきなりスライド作りに入ってはいけないのですか?
構成を固めて
はい。スライドをたくさん作って後から合体させようとすると、上手くつながっていないのに強引につなげたり、時間をかけて作り直しをしたりしてしまうことがあります。まずは構成を固めましょう。

構成は基本的にまずは「全体」を説明して、次に「細部」を説明するという流れがおすすめです。最初に全体で枠を決めた後に、中身の詳細を埋めて、最後にまとめをして知識を定着させるようなイメージです。

教材制作に関するポイントを押さえる

いよいよスライドをつくるのですね!
はい。分かりやすく伝えるためのポイントはいくつかあります。

・スライドはシンプルにまとめる
・見やすい色への配慮
・見やすいフォントの選択
・スライド内の配置
・色の特性の活用
・内容に応じたイラストの活用
などが挙げられます。

制作スライド

理解度確認テストを合わせて作る

いわゆるテストは入れた方がいいんですか?
エビングハウス
エビングハウスの忘却曲線でも分かるように、テストによって内容を「思い出させる」ことは記憶の定着に有効な手段です。

学習教材を作る場合でも、研修で講義を行う場合でも、理解度テストは入れた方が良いと考えています。

引用について正しい理解を持つ

「引用」はしても良いということですか?
教材を一から十まで自分の力だけで制作するのは簡単ではありません。一定の引用は大切だと思いますが、問題にならないように正しい知識を身に付けておきましょう。

基本的な引用のルールは下記のとおりです。
・公表された著作物であること
・引用であることが明らかに分かること
・出典が明示されていること
・引用の目的上正当な範囲内であること
・引用部分を改変しないこと

引用"

まとめ

勉強になりました!とはいえ、社内での教材づくりは大変ですよね…!
まとめコーチング
その通りだと思います。教育担当者の役割はレクチャーをすることではなく、その後のフォローや実践で生かすためのコーチングにあると考えています。

教材を作るところに時間がかかりすぎるようであれば、我々のような企業を利用するのも一つの手ではないでしょうか。

 

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