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企業の利益を左右する!調達購買の基礎と役割とは?

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調達購買の基礎と役割とは?

あなたは調達と購買の違いが明確に分かりますか?

「調達」や「購買」という言葉は、普段よく耳にするかと思います。この2つのワードは、意味合いが似ており混同しやすいですよね。しかし、似ているようで異なる役割があります。

「調達」には、事業戦略に基づいて、必要となるものを供給者の選定と交渉を経て購入する役割があります。一方「購買」には、生産計画に応じて、今必要なものを選定された供給元から購入する役割があります。

どちらも幅広い仕事となり、役割は違いますが密接な関係があります。

調達も購買も企業の利益を左右する重要なポジションです。

本ページでは、「調達購買の役割」や「調達購買管理の5原則」について確認していきます。

調達購買の役割を動画で学習しよう!

本ページでは、「調達購買の役割」や「調達購買管理の5原則」について確認を行っています。サプライヤー評価のポイントや原価管理と原価計算、調達購買業務に必要なスキルについては、動画で解説しています。無料会員登録を行うと、Lesson2までお試し視聴することが可能ですので、是非登録して学習を進めてみましょう!

Lesson1:調達購買の役割

Lesson2:サプライヤー評価のポイント

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調達購買の基礎と役割とは

調達、購買のそれぞれの機能

調達は、生産計画を適切に進めるための起点になる

まずは、調達の機能について詳しく見てみましょう。

調達とは、「生産に必要な原材料や部品を必要数(量)仕入れ、安定的に供給可能な状態にすること」を意味します。自社が立てた生産計画を適切に進めるための起点になる重要な役割になります。

調達は自社が立てた生産計画を適切に進めるための起点になる重要な役割であることを説明するスライド

購買は、物品の購入を検討し、実際に発注し現場に供給するまでの一連のプロセスを管理する

一方、購買はどのような機能を持つのでしょうか。

購買とは、「生産に必要な原材料や部品を購入し、タイミング良く供給すること」です。物品の購入を検討し、実際に発注し現場に供給するまでの一連のプロセスを管理することになります。

以上が調達と購買の機能になります。以降では、調達購買の役割について、詳しく確認していきましょう。

購買は物品の購入を検討し、実際に発注し現場に供給するまでの一連のプロセスを管理する役割であることを説明するスライド

調達購買の役割について

調達と購買はとても密接な関係

先ほど確認したように、調達と購買はとても密接な関係にあります。

それぞれの役割について詳しく見ていきましょう。

調達購買部門は、「自社にない技術力、設備力等の資源を製品に反映したモノを社外から購入する役割」を担っています。「サプライヤーと購入条件を双方で合意決定し、モノを調達する」ことになります。

調達と購買はとても密接な関係にあることを説明するスライド

調達購買部門の担当者に求められる資質

ここで、調達購買部門の担当者に求められる資質について確認しましょう。

発注先のサプライヤーを見極めるためには次の5つのスキルが求められます。

①経営状況
②技術力
③品質保証システム
④生産設備能力
⑤人的リソース

もちろん、最初からこれらを見極めるスキルを全て持っている人は滅多にいません。徐々に経験を積みながら、スキルを身に付けていくことが大切となります。

プライヤーを見極めるためのスキルには、①経営状況、②技術力、③品質保証システム、④生産設備能力、⑤人的リソースの5つがあることを説明するスライド

調達購買業務の流れ

調達購買業務の流れを図で確認!

調達購買業務の流れを、図で確認していきましょう。

左から自社内関連部門、調達購買部門、サプライヤーとなっています。

中央は、調達購買部門としての主要業務です。

自社内関連部門やサプライヤーを跨ぐ調達購買部門は、開発部門(設計)からの依頼やサプライヤーからの要望等を受けながら、11項目を経て業務を進めて行きます。

調達購買業務の流れを図で説明しているスライド

調達購買業務の業務の流れの詳細

流れを細かく確認してみましょう。

①複数のサプライヤーへの見積依頼
②見積書をQCDで評価
③関係部門と見積書確認
④関係部門と確認結果承諾
⑤サプライヤー決定・契約書締結
⑥発注書作成・送付
⑦納期管理
⑧検品・受入・検収
⑨品質検査
⑩納品書・支払い
⑪サプライヤーへの入金
という順になります。

以上のように、調達購買部門は、自社内関連部門とサプライヤー間のやり取りをつなぐパイプ役として、重要な役割を担っています。

調達購買業務の業務の流れを細かく説明しているスライド

それでは、調達購買業務の具体的な内容を詳しく確認していきます。

最初に行うのは、見積依頼の作業です。開発の際、調達購買部門は関係部門と打ち合わせを行います。特に、設計部門とは綿密に打合せを行い、見積依頼書を作成します。

その後、作成された見積依頼書を使って、複数のサプライヤーへ見積り依頼を行います。

サプライヤーから届いた見積り結果は、設計部門と一緒に比較検討します。その際、必要に応じてコスト・納期の交渉を行います。

調達購買業務の業務の流れを細かく説明しているスライド(2ページ目)

次は、発注業務です。

まずは関係部門と発注先を決めるための一次協議を行います。
ここでは、コスト面等重要なポイントで絞り込みを行います。

そして、絞り込まれたサプライヤーに対して、QCDDM基準にて詳細を評価し、最終的な比較決定を行います。

サプライヤー決定後、正式に発注書を提出します。

調達購買業務の業務の流れを細かく説明しているスライド(3ページ目)

発注した製品(部品)は、サプライヤーから発注元へ供給されます。その際は検収業務を行います。

発注したモノが納品される際、納品されたモノ等には納品書が添付されます。注文時の仕様・品質・数量に合致しているのか確認し、検収を行い受け取ります。受入検査業務は、企業によっては別の専門部門が行ったり、購買部門が一任する場合もあります。

その後、サプライヤーから発注元に請求書が発行され、サプライヤーへ支払い手続きが行われます。このような形で、日々製造プロセスへモノ・サービスが納品される一連の流れが決まっていきます。

これらの3つの業務は、製造プロセスを遅れなく進め、確実な集荷に繋げる為に必要不可欠な管理業務になります。

3つの業務は製造プロセスを遅れなく進め、確実な集荷に繋げる為に必要不可欠な管理業務であることを説明するスライド

調達購買管理の5原則

適切な調達購買管理を実施するためには、基本的な5原則を理解しておくことが必要不可欠です。5原則をそれぞれ確認しましょう。

① 取引先管理:適正なサプライヤーを選定すること
② 品質管理:適正な品質を保持すること
③ 数量管理:適正な数量を決め確保すること
④ 納期管理:適正な納期を決め指示を遵守すること
⑤ コスト管理:適正なコストで購入すること

これらの5原則をバランス良く考慮し、調達購買戦略を立案することが重要になりますね。それでは、5原則について1つずつ詳細を確認していきましょう。

調達購買管理の5原則について説明するスライド

① 取引先管理:適正なサプライヤーを選定すること

1つ目は取引先管理です。適正なサプライヤーを選定する為に、3つの大切な確認事項があります。

・新規サプライヤーを開拓する場合や、既存サプライヤーの現況の財務状況を探査確認すること
・商流に無駄がないか、コストが掛っていないか等の商流(調達ルート)を確認すること
・安定供給ができる体制になっているか否か確認すること

以上の3つです。調達購買部門は、これらをしっかりと確認し、信頼できる取引先を慎重に選定する必要があります。

① 取引先管理:適正なサプライヤーを選定することについて説明するスライド

② 品質管理:適正な品質を保持すること

2つ目は、品質管理です。適正な品質を保持するために、ここでも確認事項が3つあります。

・自社が要求する品質にミートする品質管理体制や技術力を有しているか
・品質とコストのバランスが取れているのか
★・品質を維持し、常に安定供給ができる体制になっているか否か

以上の3つです。このように、常に適正な品質を確保するための管理が必要となります。

② 品質管理:適正な品質を保持することについて説明するスライド

③ 数量管理:適正な数量を決め確保すること

3つ目は、数量管理です。適正な数量を決め確保するために、確認事項が3つあります。

・自社が要求する供給能力を備えているか
・生産体制(数量変化)に対応可能か否か
・無駄なコストを抑えるよう、適切な数量管理が出来ているか

以上の3つです。在庫管理にもコストは発生するので、非常に重要な視点です。生産管理部門と調整し、生産計画に基づいた適切な数量を決定し、仕入れを行い、管理をする必要があります。

③ 数量管理:適正な数量を決め確保することについて説明するスライド

④ 納期管理:適正な納期を決め指示を遵守すること

4つ目は、納期管理です。適正な納期を決め指示を遵守するために、確認事項が2つあります。

・自社が要求する発注のリードタイムは適正か否か
・発注条件の変化にタイムリーに対応が可能か否か

以上の2つです。納期設定では、不慮のアクシデントの影響も考慮した上で、納期を設定する必要があります。生産計画に合わせて、適切なタイミングで納品ができるよう取引先に指示を出すことが大切です。

そして、サプライヤーが柔軟に対応できるかどうかも定期的に確認することで、トラブルを未然に防ぐことも重要になります。

④ 納期管理:適正な納期を決め指示を遵守することについて説明するスライド

⑤ コスト管理:適正なコストで購入すること

5つ目は、コスト管理です。適正なコストで購入するために、確認事項が3つあります。

・供給される品質や供給能力は適正なコスト設定か否か
・適正なコスト設定を見極める能力が身についているか
・サプライヤーと自社の適正利益も考慮されているか

以上の3つです。コストは、企業の利益を左右する大きなファクターです。より良い品質、より安価なコストを維持していくことは簡単なことではありませんが、とても重要な管理項目となります。

⑤ コスト管理:適正なコストで購入することについて説明するスライド

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使用用途 社内教育や発表資料作成における作業効率化等
ファイル形式 PDF
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調達購買の基礎と役割の詳細を学ぶ!学習コースのご紹介

調達購買の基礎と役割の具体的な内容を、動画や理解度テストにより学習することが可能です。詳細の学習や実践でのご活用をご検討の方は、是非ご活用ください。

学習コース「k3-52:調達購買の基礎と役割」

調達購買の基礎と役割を学ぶことができる学習コースです。

学習コース目次

Lesson1:調達購買の役割(13:52)
Lesson2:サプライヤー評価のポイント(20:11)
Lesson3:原価管理と原価計算(前編)(11:56)
Lesson4:原価管理と原価計算(後編)(15:07)
Lesson5:調達購買業務に必要なスキル(9:31)

学習コース情報

学習コース区分:法人向け限定コース(個人向けコースではありません)
受講対象者:全部門(係長/次長・課長)
動画再生時間:約1時間11分
想定学習時間:約2時間18分
教材の構成:動画コンテンツ5ケ,理解度確認テスト 各レッスン5問,総合テスト 全20問

本コースは法人向け限定コースですが、
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