カイゼンベース / KAIZEN BASE

人材教育の設計方法|ラーニングピラミッドから考えるeラーニング・研修の学習効果

カイゼンベース運営事務局

カイゼンベース運営事務局

メディア運営、メルマガ配信等

2015年に活動をスタートしたカイゼンベース。世界一のカイゼン情報メディアを目指し、日々コンテンツ・記事の拡充やブラッシュアップを行なっています。

プロフィールはこちら

「eラーニングを導入したけれど効果が薄いように感じる…」、「限られたリソースで最適な人材教育を設計するには…?」
人材教育にはeラーニングや研修など、様々な手法があります。そしてそれらの学習効果は、ラーニングピラミッドという考え方の中で、定着率という数字として表されます。人材教育を設計する際には、限られた時間やコストの中で学習効果を最大化できるよう、合理的に考える必要があります。本記事では、自社に合った人材教育の設計を進めるために、ラーニングピラミッドの理解を深めます。

 

このコラムについて
フルバージョンはYouTubeで公開されています。ぜひご覧ください!

ラーニングピラミッドとは?

藤澤さん!今日はラーニングピラミッドについて教えていただけると聞きました!
はい!教育においてとても大事な考え方であるラーニングピラミッドについて、理解を深めていきましょう。

教育には様々な手段がありますが、どの手段がどれくらい定着に繋がるかを数値で表したものがラーニングピラミッドです。この考え方を基に研修などを設計していくと効果的です。まずはラーニングピラミッドの具体例を順に見ていきましょう。

ラーニングピラミッド

講義(定着率5%)

一方通行
一番上の「講義」は、1対大人数で先生が黒板に書きながら、一方通行で教えるような教育のことを指します。

すごく昔ながらの、先生が教科書に沿って教える、学校の授業のようなイメージです。これだけだと、定着率はどうしても5%くらいしかないと言われています。

読書(定着率10%)

「読書」は、必要となる知識を読むことで、定着率10%と言われます。

自分の意志で読むという意味で、定着率は講義より少し高くなります。ただし、解釈する力には個人差があるためバラツキが大きくなると言えるでしょう。

読書

視聴覚(定着率20%)

視聴覚
「視聴覚」は、目で見たり、耳で聞いたりしながら学習することで、定着率は20%と言われます。

より刺激が強いため読書より定着率が上がると言えます。当社が提供しているeラーニングは、ここに当てはまります。

デモンストレーション(定着率30%)

「デモンストレーション」は、実際に見ながら学習することで、定着率は30%と言われます。「こういうやり方でやってね」とデモをしたり、他社に見学に行ったりすることもここに含まれます。

つまりeラーニングでの学習よりも、実際に見に行った方が学習効果は高いということです。ただし課題もあって、場所や人などが必ず必要になります。そのため手軽さという観点ではeラーニングの方が勝っています。

デモンストレーション
インプット型
ここまでの4つが、受動的な教育と言われています。インプット型の教育とも言えます。

一番効果があるデモンストレーションでも定着率は30%なので、インプット型の教育だけではやはり限界があるということです。

グループ討議(定着率50%)

「グループ討議」は、ブレインストーミング(ブレスト)やグループディスカッションをしながら学習することで、定着率は50%と言われます。ケーススタディのように、グループみんなで相談をしながら答えを出していくような方法も含まれます。

ここまでくるとグッと定着率が上がってきます。

グループ討議

実践による経験・訓練(定着率75%)

実践
「実践による経験・訓練」は、実際の業務に近い内容で学習することです。例えばカイゼンがテーマであれば、基本となる知識をインプット型の教育で学んだあと、実際に自分の職場でやってみる、といったことです。

ここまでくると定着率は75%までさらに上がって、かなり身につく教育であると言えます。

他人へのレクチャー・指導(定着率90%)

「他人へのレクチャー・指導」は、人に教えながら学習することです。社内で講師や先輩として教えるといったことが当てはまります。

人に教えるということは、自分できちんと理解・整理をして、自分の言葉で伝えるということですので、定着率は90%と一気に上がります。しかし、教えるという機会は全員が得られるものではないという課題があります。そのため企業の教育では、現実的に見て定着率75%の実践による経験・訓練まで進めていくというのが基本になります。

他人へのレクチャー
アウトプット型
グループ討議より下の3つについては、能動的な教育と言われています。アウトプット型の教育とも言えます。

インプット型の教育に加えて、アウトプット型の教育を混ぜていかないと定着率は上がらないということが、ラーニングピラミッドによって示唆されています。

教育はインプット型とアウトプット型の両方が大事

数字だけを見ていると、定着率の高い実践による経験・訓練だけをやれば良いと思ってしまいそうですが、そうではありません。

基礎がない中でいきなり訓練をしても、自分が知っている範囲でしか伸びないからです。本当は10まで伸びる余地があるのに、3までしか知っていなければそこまでになってしまいます。

余地
カイゼンベースの教育
そのため、インプット型の4つの手法から1つ選んで基本を学び、アウトプット型のグループ討議と実践による経験・訓練を行うのが良いと言われています。

カイゼンベースの教育サービスが「eラーニング(視聴覚)」、「ワークショップ型研修(グループ討議)」、「問題解決8ステップ研修(実践による経験・訓練)」の三段階になっているのには、こういった理由があります。

この三段階の教育を、すべての分野で全部やるのが理想かもしれませんが、実際はコストや時間の観点から無理があります。

全社的に教育を設計する際には、「研修」は自社にとって大事な分野に絞って実施し、それ以外の分野は「eラーニング」で基本だけ身に付けるといった割り切りも重要だと思います。完璧にこだわって結局やりきれない、逆に全てeラーニングに頼って定着しない、といったよくある失敗に陥らないようにしましょう。

絞って

まとめ

合理的
ちなみに、インプット型から一つ(eラーニング)、アウトプット型から二つ(ワークショップ型研修、問題解決8ステップ研修)の三段階を推奨しているのは、カイゼンベースの独自の考え方です。

インプット型でeラーニングを採用しているのは、コストや時間の観点から手軽で合理的だと考えているからです。視聴覚に加えテストも受けられるので、読書よりも理解力の差によるバラツキが少なく、一定の品質を保った教育を実施することができます。

 

 

このコラムについて
YouTubeではおまけトークも公開されています。ぜひご覧ください。またチャンネル登録もよろしくお願いします!


資料請求はこちらから


サービス紹介資料・価格表を無料でダウンロードできます。お気軽にお問い合わせください。

ページトップに戻る