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カイゼンに非協力的な人のモチベーションを上げる方法|意識・行動を変えるサイクル

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「全社でやろうと決まったカイゼン活動なのに、非協力的な人がいる…」、「カイゼンの重要性を説明しても分かってもらえない…」
カイゼン活動に取り組んでいると、協力的な人、そうでない人は必ず現れます。なかなか協力してくれない人でも、原因を紐解き対応することで変わってくれることがあります。本記事では、非協力的な人がなぜそうなってしまうのか解像度を上げて分析し、適切に対応する方法を解説します。

 

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カイゼン活動でよくある悩み

藤澤さん、今日はカイゼン活動をするうえで「協力的ではない方」への対応について教えてほしいです!
カイゼン活動に取り組む中で非協力的な人は一定数いますよね。実際に担当者の方からのこのような質問は多いです。

・やらされ感を感じさせないためには、どうすればよいか?
・協力的でない人がいる場合に、どうすればよいか?
・負担感が増えモチベーションが下がるという意見に対して、どうすればよいか?
・やり方を変えたくない社員に、どう対処すればよいか?

よくある悩み

協力的ではない人がいる背景

モチベダウン
こういう場合「非協力的」と一言でくくらずに、具体的に状況を整理すべきだと考えています。一つは、もともと前向きだったけれど、モチベーションが下がってしまったという人です。

モチベーションダウンのサイクルを考えてみましょう。
例えばカイゼン案を出してと言われて、思いつくままに提出してみたところ「それは無理」と否定されたり、案に対して何の反応も無かったりすると、カイゼン活動にネガティブな感情を持ちます。その状態でまたカイゼン案を出してと言われたら「もう出したくない」となってしまうのは当然です。

もし上記のようなサイクルに入ってしまっている場合は、モチベーションアップのサイクルに変えていきましょう。ポイントは指示の出し方です。

なんでもいいから案を出してではなく、この時点でしっかりとテーマを決め、案を出しやすい&フィードバックをしやすい指示を作り込むことが大切です。
テーマに沿った案が出てくることで、案自体や視点を認める形でフィードバックできることが多くなります。発案者は小さな成功体験が生まれることで、次の案出しのために普段の仕事の中でもカイゼンに対する意識が高まり、良いサイクルが作られるのです。

モチベアップ
前回学んだ「スキャフォールディング」の考え方ですね!
答え無
そうです。指示を出す側が「良い案が出るようにコントロールをする」、「フィードバックの仕方に気を付ける」ことで、こういう人は良い方向に変わっていきます。

もう一つの、そもそもカイゼン活動に否定的な人については「答えがありません」というのが回答になってしまいます。もっと言ってしまえば、私の持論ではありますが「放っておいたら?」と考えています。
念のためそれは「見捨てる」という意味ではないことを補足しておきます。同じ場や情報は提供しつつ、必要以上に働きかけをしなくても良い、という意味合いになります。

カイゼン活動では2・6・2の法則の「6」が大事

カイゼン活動をしていると、2・6・2の法則に当てはまるように、何も言わなくても協力してくれる人が必ず現れます。逆に何を言っても非協力的な人もいるものなのです。

大事なのは真ん中の「6」で、まだどちらにもついていない人達に丁寧に説明をして、前向きになってもらうことです。ここの人たちの多くが協力的になってくれると、非協力的な人も結果的に変わっていきます。

https://kaizen-base.com/wp/wp-content/uploads/2025/11/2・6・2.png

まとめ

非協力的な「2」の人は変わってくれるとありがたい、くらいの温度感でしょうか…?
まとめ協力
はい。それでよいと思います。意外と何かのきっかけで変わってくれることもありますよ。

そのためにも大多数の人が「カイゼンは大事だよね」と言っている環境をつくることに時間を使っていきましょう。協力的になってくれる人が少しでも増えるとよいですね。

 

 

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