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「問題」と「課題」を混同していませんか?|定義や意味の違い、使い方について解説

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「問題と課題という言葉をフワッと理解して使っている…」、「問題解決のための会議で話が散らかりがち…」
「問題」と「課題」はなんとなくで使ってしまいやすい言葉ですが、明確な違いがあり、意味を混同して使うと会議や会話が混迷します。逆に正しく使い分けることで生産性を高めるアイデアなどが出やすくなります。本記事では、二つの言葉の定義や違い、正しい使い方について事例を通して解説します。

 

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「問題」の定義

藤澤さん、「問題」と「課題」には明確な違いがあるんですか?
あります!まずは「問題」の定義から解説します。

ありたい姿・あるべき姿と、現状のギャップが「問題」です。例えば不良率1.0%以下という目標に対して、現状不良率が3.5%だった場合、この間にある数値の差が「問題」ということです。

問題GAP

「課題」の定義

課題
一方で「課題」は、問題を解消するために行うこと、行うべきことです。

標準体重が65kg、現状80kgの人がいた場合、「15kg重い」という問題を解消するために行うことが「課題」になります。例えば食生活の改善や、適度な運動などが挙げられます。

ありたい姿と現状のギャップという事実(問題)と、やらなければならないこと(課題)を混ぜてしまうのは混乱のもとです。

きちんと意味を使い分けて会話をするようにしましょう。

混乱

「問題」と「課題」のパターン

パターン
体重の例のように、1つの問題に対して課題が複数あるケースもあれば、複数の問題に対して、課題が1つというケースもあります。

例えば、とあるシステムについて「入力作業が面倒くさい」、「表示が分かりにくい」といった複数の問題があった場合に、課題は1つで「システムをリニューアルしなければならない」といったようなパターンです。

事例

たにすけさんの普段の業務を事例に考えてみましょう。「採用」の仕事における問題と課題を出してみます。

ありたい姿、あるべき姿は、「来年の3月までに5人採用する」ですね。そして現状は、「9月時点で2ポジション決まっている」です。なので問題は、「3ポジションの採用が決まっていない」となります。
それに対して課題は、「採用媒体に掲載を出す」、「人材紹介会社からの面接数を増やす」、「採用媒体の掲載内容を変える」、「リファラる採用を増やす」などといったことが挙げられます。

事例課題

まとめ

具体的に考えてみると、案外簡単ですね!
まとめ
簡単ですよね。「問題」と「課題」を混同せずに切り分けることで、事実をしっかり認識したうえで様々な解決法を検討することができるようになります。

ぜひ普段から仕事で生かしてみてください。

 

 

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