誰でもできる見やすいグラフの作り方|ExcelやPowerPointで選ぶ前に考えるポイント

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「グラフ作成に時間ばかりとられる…」、「せっかく作っても見にくい、分かりにくいと言われる…」
苦手とする人が多い「分かりやすいグラフ作成」ですが、実際は作り始める前にいくつかのポイントを確認するだけで、劇的に見やすいグラフを作ることができるようになります。本記事では、グラフ作成について重要な考え方やポイントを練習問題を通して解説します。
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グラフづくりが苦手なビジネスパーソンは多い

私、Excelなどでグラフを作るのがとても苦手なんです。特訓をお願いできますでしょうか!
分かりました。普段パソコンやExcelを使い慣れない方にとって、見やすいグラフを作るのは難しいことです。
今日は「こういう思考で作らなければいけない」というポイントについて解説していきます。

ポイントをつかむ練習問題

まずは例題に取り組んでみましょう。ここに2つの表を用意しました。一つは移動手段と平均速度、もう一つは山の名前と高さについてです。
どんなグラフを使って作るのが良いでしょうか。

こんな感じではいかがでしょうか…?
移動速度に関するグラフは横向きで、山の高さに関するグラフは縦向きになっているのはすごく良いですね。
移動速度に関するグラフは、移動の「向き」を横に表現できているのが良いですが、上下が逆になっていればもっとよかったです。


早い順に並べるということですか…?

それもありますが今回でいうと、移動している「高さ」です。飛行機は空で一番上、新幹線は高い位置に専用の線路があります。自動車は高速道路のイメージもありますよね。
このように高さ順に並べると、視覚的にイメージがしやすくなります。グラフも現実世界と同じような表し方をすると分かりやすくなります。
ポイントをつかむ練習問題➁

なるほど!他にもどんな種類のグラフを使うべきかという判断のポイントはありますか?
もちろんあります。それではアンケート結果を例題に取り組んでみましょう。
このような表を分かりやすく表現するためには、どんなグラフを使うべきでしょうか。


割合を表現したいので、円グラフはどうでしょうか。

結論から言うと、円グラフはダメです(笑)
各項目に対して円グラフがたくさん作られるので、どの項目が良い評価が多くて、悪い項目はどれかといった「全体感」が分からなくなります。

たしかにこれだと、見る人のことを考えられていないグラフになりますね…。
そうです。アンケート結果を表現するのであれば、帯グラフが適切です。
この例でいえば、③、④、⑦の項目で「あまりそう思わない」の評価がついているので、改善の余地があることが一目で分かりますよね。

グラフ作成は「目的」から考える

ExcelやPowerPointにある既定のグラフからとりあえず適当に選ぶのはよくないということですね!

まさにその通りです。まずは「表したい目的が何か」を考えて、そのための手段としてグラフを使うことが大切です。
もっというと、本当はデータを取ってからグラフで表現をするというよりも、「目的をわかりやすく表現するためにこういう集計をしていきたい」という順番があり、その上でいろいろなテクニックがあると考えた方が上手くいきやすいのです。
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