カイゼンベース / KAIZEN BASE

5Sの定着が会社の成長に不可欠な理由|定着させる3つのコツを徹底解説

カイゼンベース運営事務局

カイゼンベース運営事務局

メディア運営、メルマガ配信等

2015年に活動をスタートしたカイゼンベース。世界一のカイゼン情報メディアを目指し、日々コンテンツ・記事の拡充やブラッシュアップを行なっています。

プロフィールはこちら

「5S活動が定着しない…」、「5Sの重要性が従業員に浸透していない…」
本記事では、5Sの定義を振り返るとともに、5Sがなぜ成長の土台となるのかを押さえます。また、5Sが職場に定着しない原因を紐解きながら、大切な3つのポイントを解説します。

 

このコラムについて
フルバージョンはYouTubeで公開されています。ぜひご覧ください!

5Sの必要性

藤澤さん、5Sは定着させるのが難しいとよく言われますが、なぜですか?
5S-三角形
確かに、どこの会社もなかなか定着できず苦労しています。今日は定着のコツを解説していきます。

5Sは、仕事の基本になるものです。利益を上げている会社や仕事がうまく回っている会社は、例外なく5Sがしっかりできています。例えば図のように、利益がしっかり上がっている会社の職場を紐解くと、
達成感がある職場→無駄がなく常にカイゼンが進んでいる職場→新人でも誰でも同じように仕事ができる職場→ルールを守る習慣ができている職場→ルール自体が明確になっている職場
となっていることがほとんどです。そして土台となる部分は、まさに5Sができているから成り立ちます。

5Sの定義

5Sは「整理」、「整頓」、「清掃」、「清潔」、「躾」でした!
その通りです。

「整理」は、必要なものと必要でないものを分けて、必要でないものを排除することでした。
「整頓」は、残った必要なものに対して、それをすぐに取り出せるような状態にしておくことです。
「清掃」は、そのような状態を保つことはもちろん、日常の清掃活動を通して異常に気付けるようにしましょう、という考え方です。
「清潔」は、整理・整頓・清掃がきちんと維持できる仕組みを作りましょうということです。
「躾」は、現場の1人1人がこれらの重要性や活動を理解して定着するように、教育や育成を行っていくことです。

上記のような流れになっているため、5Sの順番も含めてしっかり理解しましょう。

5S-順番

5Sはなぜ定着しないのか

定義はよく理解できますが、なぜ実際に定着するのは難しいのでしょうか…。
エントロピー増大
例えばディズニーランドなどのようにしっかりときれいな状態が保たれている場所では、ゴミをポイ捨てする人は少ないと思います。しかし、ゴミが常にあふれているような場所では、どんどんポイ捨てされて、さらに汚く無秩序な状態になっていくのは想像に容易いと思います。

5Sも同じように、たとえ一時的にきれいな状態を作っても、それを継続しなければ必ずまた乱れた状態に戻っていってしまいます。原因のほとんどはここにあるのではないでしょうか。

5Sを定着させる3つのポイント

なぜ5Sが重要なのか、理解する(Why)

5Sをしっかりしていないと「みんなが気持ちよく働けない」、「良いアウトプットが出ない」といったような理解をまずは全員が持つことが重要です。

いきなり5Sをやりましょう、といわれてもなぜ5Sが大事かという『Why』がなければなかなか行動に移りません。

How

5Sができている状態のイメージを一致させる(How)

How2
5Sについて、ある人は「完璧な状態」をイメージしていて、別の人は「このくらいでいいだろう」をイメージしていては、上手くいことはありません。

どういう状態になっていればよいかの方向性、『How』を一致させるのも大切だということです。

やるべきことを明確にする(What)

5Sを実現するために必要なことを全員が理解し、さらにそれが見える状態になっていることが求められます。つまり『What』です。

『Why』、『How』、『What』の順番が大事で、どれか一つでも欠けると5Sは定着しないでしょう。

What"

まとめ

ゴールデンサークル理論ですか…!
Top
『Why』はやはり地道な教育。『How』は「5Sレベルチェックシート」などを作って、自分たちの状態を可視化するのが有効です。『What』も「清掃担当表」などで決めておくのが大切です。

もちろん形だけでなはく、トップの強い意志と発信が大前提になってきます。リーダーの本気度を常日頃から伝えていくことも重要です。

 

このコラムについて
YouTubeではおまけトークも公開されています。ぜひご覧ください。またチャンネル登録もよろしくお願いします!

資料請求はこちらから


サービス紹介資料・価格表を無料でダウンロードできます。お気軽にお問い合わせください。

関連コラム

ページトップに戻る