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つまらない研修が生まれる理由と対処法5選|形骸化した研修を防ぐポイント

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「研修って、どうしてあんなに形骸化してしまうのか?」、「受けても成果につながらないのはなぜ?」
本記事では、カイゼンベース代表の藤澤が、研修が“つまらない”と感じられる背景を整理し、現場で効果を出すための5つの具体的な対処法を解説します。動機づけから講師選定まで、実務に直結するヒントをまとめています。

 

このコラムについて
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研修がつまらない原因は二つ(やらされ感と講師スキル不足)

研修がつまらないのって、結局どこに原因があるんですか?
原因は大きく二つあります。一つは、研修の目的や意義がちゃんと共有されていないことです。なぜこの研修を受けるのか、終わったあとにどう役立つのかが分からないまま進んでしまう。そうすると受講者は「またやらされている」と感じて、真剣に取り組めないんです。

もう一つは、講師の進め方です。知識を一方的に伝えるだけだと、受講者は受け身になってしまう。質問で考えを引き出したり、意見を整理したり、そういう進行の工夫がないと「つまらない」と感じられてしまいます。

動機付け

よくある“つまらない研修”のパターン(形骸化した研修の症状)

確かに、どっちもよく見ますね。座って聞くだけだと眠くなるし、やる意味が分からないと気持ちが入らないです。
眠くなる
形骸化した研修というのは、多くの職場が抱える共通の課題です。

・一方通行の講義で眠くなる…
・毎年同じ内容で新鮮味がない…
・その場は盛り上がっても業務に直結しない…

これらの課題は、どれも「目的が伝わっていない」か「講師が場を回せていない」ことが背景にあります。

対処法5選(研修をつまらなくしないために)

1. 事前の動機づけ設計(やらされ感への対策)

まさに“形骸化した研修”ですね。参加者も「またか」と思ってしまいます。
まず大事なのは、研修が始まる前から「目的と期待」をはっきり伝えることです。

招集の時点で「何のためにやるのか」を明確にして、冒頭でもう一度ゴールを確認する。そして終わりには「自分はどこで活かすか」を考えてもらう。これだけで参加者の意識は変わります。

目的

2. 研修テーマの更新とタイプの使い分け(やらされ感への対策)

目的達成型
毎年同じ階層別研修はマンネリになりやすいので、必ず自社の課題を反映してアップデートする必要があります。

目的達成型の研修を取り入れることで、「今年はこの課題を解決するんだ」と参加者が実感を持てるようになります。

3. ファシリテーション力の強化(講師スキルへの対策)

講師にはどんなスキルが必要ですか?
講師は「知識を話す人」ではなく「場を回す人」であるべきです。

全員に一度は発言させたり、問いかけで理解を確認したり、挙手や簡単な投票で参加度を見える化する。そうすると受講者は受け身ではなく、主体的に参加できるんです。

ファシリテーション width=

4. コーチングで気づきを促す(講師スキルへの対策)

コーチング
講師が正解を与えるのではなく、質問で考えを引き出すことが重要です。

「あなたの職場ならどうですか?」と投げかけて、具体から抽象、そしてまた具体へと深めていく。そうすると受講者は自然と自分の業務に置き換えて考えるようになります。

5. 講師の選び方と育て方(講師スキルへの対策)

良い講師は、知識が多い人よりも、場を整えられる人です。

打ち合わせで相手の話をちゃんと聴くかどうか、それが一番分かりやすいポイントです。研修本番でもその姿勢が出ますから。だからこそ「聴く力」を持っている人を選んで育てることが大切です。

人間力

まとめ

打ち合わせからその人の力量が見えるって、納得です!
研修がつまらなくなるのは、目的・意義の共有不足(やらされ感)と講師のスキル不足の二つです。

前者には動機づけ設計とテーマ更新、後者にはファシリテーション・コーチング・講師選定が効きます。これを押さえれば、研修は“形骸化”から“現場で効く”に変わります。

まとめ

 

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