カイゼンベース / KAIZEN BASE

トヨタの現場からはじまった、カイゼンベースの挑戦|業界を変えたいという想い

カイゼンベース運営事務局

カイゼンベース運営事務局

メディア運営、メルマガ配信等

2015年に活動をスタートしたカイゼンベース。世界一のカイゼン情報メディアを目指し、日々コンテンツ・記事の拡充やブラッシュアップを行なっています。

プロフィールはこちら

トヨタ現場での厳しい経験、コンサル業界での違和感、そしてeラーニングという手段との出会い——。本記事では、カイゼンベース代表・藤澤が「なぜ創業に至ったのか」を赤裸々に語ります。現場への想いと、「カイゼン」を通じて届けたい未来とは。

 

このコラムについて
フルバージョンはYouTubeで公開されています。ぜひご覧ください!

トヨタでの現場経験が、すべての始まりだった

記念すべき初回は、「カイゼンベースをなぜ立ち上げたのか?」という創業の原点です!
経歴紹介
まずは経歴からですが、私は新卒でトヨタ自動車に入社しました。配属は生産技術の部門で、主に工場の建設やラインの立ち上げ・引き渡しを担当していました。

ラインの立ち上げは想像以上に大変で、単に納期通りに仕上げればいいというわけではありません。品質・生産性・安全性のすべてが規定以上でないと、工場には引き渡せないのです。達してないと「受け取れません」となりますし、納期が遅れたらつるし上げです(笑)。「間に合わせつつ、でも妥協せずにいいものを」というのが難しく、割と厳しい環境で働かさせていただいていました。でもその厳しさの中で、現場の大変さと想いを肌で感じたのが、私の仕事人生の原点です。

コンサル業界に入ってみたら、カルチャーショックの連続

その後、製造業向けのコンサル会社に転職されたんですよね?
そうです。リーマンショックや震災を経て、「このままでいいのかな」という気持ちが出てきていました。もともと経営に近い仕事がしたいという思いがあったので、思い切って製造業向けの大手コンサルティング会社に転職しました。

実は入社2ヶ月で「ヤバい」と思いました(笑)。面接のときに「若い人が活躍してるで~」と聞いていたのですが、実際はそうでもありませんでした…。

後悔
えっ、そうなんですか?
状況

製造業の現場改善コンサルの平均年齢というのは、実は60歳を超えているのではないかと思うほど高いです。大企業の役員や工場長を定年後にコンサルに転身するというパターンが多くて、若い人は本当に少ない現場なのです。

それ自体は悪くないのですが、問題はその中にITやWEBの活用文化がまったくないということです。しかも、ノウハウをオープンにするというよりは、自分の武器として隠して切り売りするスタイルでした。さらに言うと、教育体制もないという状況でした…。入社してすぐ、何の研修もなくいきなり「やってみて」と現場に投入されました。

「だったら自分でやるしかない」と決めた3年間

ただ、トヨタを辞めたことを「失敗でした」なんてとても言えず、戻るつもりもなかったから、とにかく必死でした。

毎晩2〜3時までお客さん用の教育資料を作って、翌朝はクールな顔して出勤していました。そして、毎日「自分へのダメ出しノート」を書いて、「今日ダメだったところはどこか」、「明日は何を直すか」というのを一つずつ改善していきました。そうして3年くらい続けて、ありがたいことにコンサル会社の中でもずっとトップ3の成績を出せるようになりました。

状況

業界の構造に感じた“違和感”と、創業のきっかけ

いろんな会社で
でも正直、どこかずっと違和感がありました。例えば、「自分みたいなコンサルタントですら教育資料を作るのにとてつもなく苦労しているのに、企業の現場が自前ですべて用意するなど不可能ではないか?」と感じました。また、知識を持っているだけで偉そうにしてる人たちが多すぎる業界の構造にも、とても違和感がありました。

「自分が持ってる知識を、もっといろんな人が簡単に学べるようにしたい」という思いが強くなって、コンサル時代に作った資料を元にeラーニングの教材を作ってみようと思ったのが、きっかけです。最初は前職の社内ベンチャーとして立ち上げようとしたのですが、「そんなことをしたらコンサルの仕事がなくなる」と反対されて、結局ダメになりました。裏で「あいつは会社を乗っ取ろうとしてる」なんて言われたりもしました(笑)。色々あった末に、「よし、もう自分でやろう」と思ってカイゼンベースを創業しました。

カイゼンは「効率化」じゃなく、「人を育てる力」

よく「カイゼンって古い」と言われがちなのですが、実は世界ではまだまだ注目されています。

現場改善というのは単なる効率化ではなくて、社員一人ひとりが成長する、仲間と絆ができる、結果として現場が良くなるという、すごく人間的な営みだと思っています。だからこそ、「カイゼン」には人生を豊かにする力があると私は思っています。

人生を豊かに

最後に

ベンチャー

古い体質が根強く残る業界に、私みたいな若造が飛び込んでしまったわけですが、逆に言うとそれは「自分にしかできないミッション」なんだと自然と思うようになりました。

eラーニングというのはあくまで手段であって、大切なのは「ちゃんと現場に学びを届けていくこと」。それを、カイゼンベースとして引っ張っていきたいと思っています。

なるほど〜、そんな背景があったんですね。藤澤さんの想い、すごく伝わってきました!

 

このコラムについて
YouTubeではおまけトークも公開されています。ぜひご覧ください。またチャンネル登録もよろしくお願いします!

資料請求はこちらから


サービス紹介資料・価格表を無料でダウンロードできます。お気軽にお問い合わせください。

関連コラム

ページトップに戻る