トヨタの現場からはじまった、カイゼンベースの挑戦|業界を変えたいという想い

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トヨタ現場での厳しい経験、コンサル業界での違和感、そしてeラーニングという手段との出会い——。本記事では、カイゼンベース代表・藤澤が「なぜ創業に至ったのか」を赤裸々に語ります。現場への想いと、「カイゼン」を通じて届けたい未来とは。
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トヨタでの現場経験が、すべての始まりだった


ラインの立ち上げは想像以上に大変で、単に納期通りに仕上げればいいというわけではありません。品質・生産性・安全性のすべてが規定以上でないと、工場には引き渡せないのです。達してないと「受け取れません」となりますし、納期が遅れたらつるし上げです(笑)。「間に合わせつつ、でも妥協せずにいいものを」というのが難しく、割と厳しい環境で働かさせていただいていました。でもその厳しさの中で、現場の大変さと想いを肌で感じたのが、私の仕事人生の原点です。
コンサル業界に入ってみたら、カルチャーショックの連続

実は入社2ヶ月で「ヤバい」と思いました(笑)。面接のときに「若い人が活躍してるで~」と聞いていたのですが、実際はそうでもありませんでした…。



製造業の現場改善コンサルの平均年齢というのは、実は60歳を超えているのではないかと思うほど高いです。大企業の役員や工場長を定年後にコンサルに転身するというパターンが多くて、若い人は本当に少ない現場なのです。
それ自体は悪くないのですが、問題はその中にITやWEBの活用文化がまったくないということです。しかも、ノウハウをオープンにするというよりは、自分の武器として隠して切り売りするスタイルでした。さらに言うと、教育体制もないという状況でした…。入社してすぐ、何の研修もなくいきなり「やってみて」と現場に投入されました。
「だったら自分でやるしかない」と決めた3年間
ただ、トヨタを辞めたことを「失敗でした」なんてとても言えず、戻るつもりもなかったから、とにかく必死でした。
毎晩2〜3時までお客さん用の教育資料を作って、翌朝はクールな顔して出勤していました。そして、毎日「自分へのダメ出しノート」を書いて、「今日ダメだったところはどこか」、「明日は何を直すか」というのを一つずつ改善していきました。そうして3年くらい続けて、ありがたいことにコンサル会社の中でもずっとトップ3の成績を出せるようになりました。

業界の構造に感じた“違和感”と、創業のきっかけ

「自分が持ってる知識を、もっといろんな人が簡単に学べるようにしたい」という思いが強くなって、コンサル時代に作った資料を元にeラーニングの教材を作ってみようと思ったのが、きっかけです。最初は前職の社内ベンチャーとして立ち上げようとしたのですが、「そんなことをしたらコンサルの仕事がなくなる」と反対されて、結局ダメになりました。裏で「あいつは会社を乗っ取ろうとしてる」なんて言われたりもしました(笑)。色々あった末に、「よし、もう自分でやろう」と思ってカイゼンベースを創業しました。
カイゼンは「効率化」じゃなく、「人を育てる力」
よく「カイゼンって古い」と言われがちなのですが、実は世界ではまだまだ注目されています。
現場改善というのは単なる効率化ではなくて、社員一人ひとりが成長する、仲間と絆ができる、結果として現場が良くなるという、すごく人間的な営みだと思っています。だからこそ、「カイゼン」には人生を豊かにする力があると私は思っています。

最後に

古い体質が根強く残る業界に、私みたいな若造が飛び込んでしまったわけですが、逆に言うとそれは「自分にしかできないミッション」なんだと自然と思うようになりました。
eラーニングというのはあくまで手段であって、大切なのは「ちゃんと現場に学びを届けていくこと」。それを、カイゼンベースとして引っ張っていきたいと思っています。

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