カイゼンベース / KAIZEN BASE

この度は無料セミナーへのご参加、誠にありがとうございました。 セミナー中、お時間の都合でご回答ができなかったご質問について回答集を作成させていただきましたので、よろしければご活用くださいませ。 今後ともカイゼンベースをどうぞよろしくお願いいたします。

なぜなぜ分析の礼儀作法で、人間の心理面を追求しないとの記載がありましたが、具体的にどのような状況でしょうか?また、それをやってはいけない理由を教えてください。
ご質問ありがとうございます。 人の心理面を追求しない、という記載に該当するのは、例えば「やる気がない」「緊張感が足りない」といったようなことが該当します。それを行ってはいけない主な理由は、「個人攻撃になるだけで本質的に改善することはないから」となります。
なぜなぜ分析とN7の系統図の進め方の違いがイマイチ分かりませんので、ご教示くださると幸甚に存じます。
ご質問ありがとうございます。 N7(新QC7つ道具)は、目的に対して手段を分解していくものです(大きな方向性から具体的な手段に落としていく手法)。 一方、なぜなぜ分析は、問題(事象)に対して要因を分解していくものです(大きな問題から具体的な要因に切り分けていく手法)。 一見似ていますが、分析の目的が異なるため、使用シーンも異なります。
なぜ1の前に、しっかり要因分析・層別が必要。最初のボックスをシンプルに書くことで、壮大なテーマになってしまわないでしょうか?
ご質問ありがとうございます。 シンプルに書くことは重要ですが、おっしゃる通り、壮大なテーマにならないように注意が必要です。 シンプルに書く=漠然とした内容を書くのではなく、不要な言葉や文章を入れない、というイメージで捉えていただければよいかと思います。
なぜなぜは事実に基づいて行うと認識していますが、実例ではこの可能性もある⇒ないので却下といった進め方をされており、この場合、特性要因図やFTAのような分析になってしまう気がするのですがいかがでしょうか?
ご質問ありがとうございます。 ご紹介した実例では、説明の際には省略してしまいましたが、実際には「可能性がある」⇒「実際のデータを調査する」⇒「当てはまらないので却下」という流れで行っています。ですので、可能な限り実際のデータで証拠を確認する、という流れで進めていただければと思います。
指導ポイントに「本質からズレた分析をしない」という項目があったと思うのですが、自分自身が本質に気付かないことがありそうです。その場合はどうしたら良いでしょうか。
ご質問ありがとうございます。 本質からズレているかどうかは、第三者(上長、トレーナー、他部門の人)に確認してもらうと良いと思います。なぜなぜ分析のトレーナーのような方に確認してもらえればベストですね。
外観の傷など、どのプロセスで発生した不適合なのかがわからない場合、どのような切り口で再発防止を進めたら良いのでしょうか?
ご質問ありがとうございます。 「なぜ1」のところで関係する可能性があるプロセスを全て挙げ、1つずつ調査をしながらなぜなぜ分析を進めていくという進め方が基本となると思います(そのためのなぜなぜ分析です)。
手法として、最初にメンバーに付箋紙に要因をたくさん洗い出してもらい、グルーピングしてロジックツリーを作る場合、気を付けた方が良い点をご教授ください。
ご質問ありがとうございます。 複数人でKJ法のような形でなぜなぜ分析を行う際にも、「なぜ1」がMECEになっているかということは注意をして行いましょう。グルーピングした結果が必ずしもMECEになってるという保証はないためです。
特性要因図を作るときになぜなぜ分析から展開すると良いとよく聞きますが、なぜ1に記載される内容は事実をかけれれば良いという認識で合ってますか?
ご質問ありがとうございます。 「特性要因図を作るときになぜなぜ分析から展開すると良い」ではなく、「なぜなぜ分析をするときには特性要因図から行ったほうが良い」の間違いではないですか? なぜなぜ分析は、ある程度絞り込んだものから始めた方が良いというお話をさせていただきましたが、絞り込む手段として特性要因図を使うことは有効です。
なぜなぜ分析の重要性を社内で理解させる早道はございますか?
ご質問ありがとうございます。 ぜひ弊社をご活用ください!いつでもお手伝いいたします!
なぜ1を「AorA以外」で考える際には、色々な切り口で考えることが出来るかと思います。色々な切り口の中から、どの切り口で深掘りするかを判断する時には、どのような視点で判断すればよいでしょうか?
ご質問ありがとうございます。 原理原則で考えて「納得感があるか」を確認しながら進めていくのが現実的だと思います。複数人で確認していると、必ず違和感を感じずに「これだね」と納得できる切り口が出てきます。それが出るまでは色々な切り口で切ってみながら分析を進めましょう。 なお、なぜ1だけでは納得感があるかどうかを判断できないケースもあります。なぜ2⇒なぜ3と進めていって、違和感があればなぜ1に戻るような形で進めるケースの方が多いかなと思います。
なぜなぜ分析を習得するには、ロジカルシンキングを学ぶべきと思います。また真因に迫る為の言い換えを学習するに何か良い方法はありますか?
ご質問ありがとうございます。 「真因に迫る為の言い換え」という視点、とても重要だと思います。 お答えになっているか分かりませんが、私が意識しているのは、なぜを深堀りしていく時に、「〇〇なのはなぜ?」と一辺倒に問いかけるだけではなく、「〇〇だとした時に具体的に考えられるのは?」「〇〇を具体的に言うと?」「〇〇だとしたらどういう可能性が考えられる?」などのように、問い掛けの言葉を変えたりしています。
特性要因図の具体化したものが、なぜなぜ分析になりますか?
ご質問ありがとうございます。 いえ、そうではありません。特性要因図はあくまで「可能性ああるものを広く洗い出す手段」です。なぜなぜ分析は、「その中で特に可能性が高いものを具体的に深堀りしていく手段」です。
ご講話有難うございました。 なぜなぜ分析の育成方法で”日本語力を鍛える”と仰られてましたが、どういった訓練方法が適切でしょうか。
ご質問ありがとうございます。 主語述語が正しく使えているかを、日頃の業務の中から(メール、報告書等)で鍛えていくことが良いと思います。普段何となく書いている文章でも、日本語がおかしいケースがたくさん見受けられることがあると思います。そういった時に、コツコツと指導をしていく(指導をしてもらう)と良いと思います。 ちなみに私は、「正しい日本語を使った文章のコツ(本の名前が曖昧です)」というような書籍を買って勉強を行いました。
コツをつかむためには100本ノックのようになれる必要があるとのことでしたが、そういう機会自体がそもそも少ないです。そのような場合は、どうしたらよいでしょうか?どのように慣れていけばいいでしょうか?対面のセミナーでは問題集を配布頂けるようですが、都合により出席できません。
ご質問ありがとうございます。 弊社でも、なぜなぜ分析100本ノックの研修を開催可能ですので(有料ですが・・・)、もしご興味があればご連絡いただけますと幸いです。
たくさんのご質問、誠にありがとうございました。
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